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2019-03-18

フランス映画「令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-」


観終わる。

 レビュー見ると、女を怒らすと怖いぞ的感想が多いが、おれはちょっと違うとおもう。
この映画は「女賢しゅうして牛売り損なう」話だとおもう。
大多数の女性は自分の貪瞋痴と自分自身を別けて生きる術を知らず、簡単に貪瞋痴と自分を一体化させてしまう。
「邪な心は自分自身に仇のようにふるまう」というブッダの言葉通りに、主人公賢い未亡人は、元恋人に対する岩をも通す瞋の炎で、何よりも先に自分の心を焼き殺す結果となった。彼女が欲しくて堪らなかったものは、うぶな女のものになった。それは彼女が夢にもおもわなかった凶事だが、それを実現させたのは彼女だ。
だからこの映画は「女賢しゅうして牛売り損なう」話だとおもう。






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2019-03-15

映画「ハッピーボイス・キラー」




 軽いハートウォーミングハッピー映画だなとおもって見てたら、27分辺りで、車が鹿に衝突してから
物語が激変する。
おれは呪怨とかゾンビ物とかはまったく怖くないが、こういう物語は怖い。
これは特異な精神異常者の話ではないと感じるからだ。
自分の貪瞋痴と自分自身を区別する術を知らず、
貪瞋痴にすっかり摂りこまれた
普通の人間が何をやらかしうるかを描いているとおもうからだ。
昔読んだ小説で、平穏な日常描写の中で、脈絡なく突如男が斧で妻の腕を切りおとすシュールな短編があったが、それをおもいだした。

2019-03-13

人生で一番の大事は、 すべての夢から覚めること。



 現実は「悪い夢」だと気づいた者が「良い夢」を作り出す。それが神や天国の物語です。

善い夢を見ているのは、悪い夢を見ているよりはましだといえます。

ヴォルテールが「神がいないなら作る必要がある」と云ったのはこの辺の話でしょう。

そこまでネタバレしてる神と天国等の「物語」を、必要だからという理由だけで、ヴォルテール自身はいまさら信じられないのだから、人をバカにしてるわけです。



しかし、その両方とも夢に過ぎないと気づいた者は、すべての夢から覚めることを願います。

人生で一番の大事は、善い夢を見ることではなく、
夢から覚めることです。



現代人は案外このレベルまで分かっていると思います。


しかし、大多数の者は次の一歩で大きく踏み外し、あっという間に奈落の底にもろとも転落していきます。



「目覚める」とは、結局

苦しい現実を喜んで生きようと自分で決心しなおすことだ

と、賢愚が口をそろえてそういうアホみたいな結論に至ります。


 こんなことなら、話はまた冒頭に戻って、神と天国のおとぎ話を信じる方がまだましだ、ということになりますわね。

2019-03-12

若い時、重い悲劇と受けとっていたことが、じつは軽い喜劇だったとわかるようになる

 就活は1年中だと言われながらも、この3月は今でも就活が活発になるから、いちおう「就活シーズン」と云っていいのかな。



 ほのぼのヒューマン・コメディ3本「ぼくのおじさん」「オケ老人!」「何者」続けて観た。
3作3様に楽しかった。

このうち「何者」についての感想だけ書く。



wikipedia「何者」より引用
御山大学演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活はしないと宣言し、就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた22歳の大学生5人は、理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる。海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺などのさまざまなツールを駆使して就活に臨み、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励む。SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯し、人間関係は徐々に変化していく。やがて内定をもらった「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬みや本音が露になり、ようやく彼らは自分を見つめ直す。


 「何者」のどこがほのぼのだ!どこがコメディだ!と言う人がいるとおもう。
「隠された人の心の深い闇を曝した恐ろしい映画」などと言ってる人も少なくないからだ。

しかし、この程度のことは、隠されてもいないし、深い闇でもない。こんなのは、心の浅瀬で常に起きるパターン反応に過ぎない。

ただ、気づきが足りずパターンに繰り返しはまる凡夫の悲哀がある。
だから、おれみたいなさんざん愚行を重ねてきた年寄りが観ると、これもほのぼのヒューマン・コメディだと感じる。

若い時、重い悲劇と受けとっていたことが、じつは軽い喜劇だったとわかるようになる。

別に何が解決したってわけじゃないけどね。

(過去記事編集再録)

2019-03-08

澤木老師のカウンターパンチ


サトリとは損すること。


マヨイとは得すること。
(禅に聞け 澤木興道老師の言葉 櫛谷 宗則編)



 初めて聞いたときは「そんなばかな」と思ったが、これが存外当たってるわ。


 大多数の人は、真理である無常も無我も、理解することを恐れ、嫌悪し、無視している。
真理を悟る唯一無二の入口である苦聖諦も激しく嫌っている。
自分が死を超えられない存在だという最も基本的な事実さえ、実は認めていない。
なぜか。
無常・無我・苦聖諦・自分は死を超えられない、これらを認めれば、自分が大損するだけだとおもっているからだ。
つまり大多数の人は事実上「サトリは損」とおもっていることになる。

澤木老師はその世人の妄想に合わせて「損はサトリ」とカウンターを入れたのだ。


得はマヨイ。

損はサトリ。



(過去記事増補編集再録)
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       人間の罪とはなにか。
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本当の自分を信じ切れないことが罪だ。

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